[blog] 日常の見え方

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僕の地元には「堀切ジャンクション」という首都高の交差点みたいなものがあります。

僕にとっては物心ついた時から、そこにあったもので、当然「ただの高速道路」と思っていたんですが、何年か前にこの「ただの高速道路」を下からしげしげと眺めている二、三十人の団体を見かけた事があります。

その時は「なんで高速道路なんて眺めているんだろう？」と思ったのですが、後に首都高マニアというか、ジャンクションマニアと言われるような、高速道路を建築的な目線で「美しい」とか「かっこいい」と思う人達がいるということを知りました。

複雑に入り込む道路の構造がかっこいい、とか、カーブの角度が美しいとか、人それぞれに楽しみがあるのだそうです。

そんなことを最近思いだして、僕も彼らのように高速道路の下に立ち、カメラのファインダー越しに「堀切ジャンクション」を覗いてみました。

なるほど。

僕にとっての「ただの高速道路」は、見方を変えたらちょっと素敵なものに見えました。

彼らの言っていた事、なんとなく分かった気がしました。

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